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芹川の家
先代から受け継がれた土地で、親、子、孫の3世代が共に暮らしていくための住宅計画です。長年培われてきた風景の継承をコンセプトに空間づくりを進めていきました。
まちなみへの調和、既存の土蔵との関係性、愛着を持たれている庭の建築への取り込みなどを主題に配置検討を重ねました。
内部空間は、親世帯と子世帯が自立した関係性を保ちながら暮らすために、明確なゾーン分けをし、両ゾーンの接点には2層吹き抜けの通り土間を設けることで、二世帯の家族関係をゆるやかにつなぐ計画としています。
家族の歴史・記憶を残すため、住宅内には先代の屋敷の建具や材料を再利用しています。
またこの住宅は、地中熱を利用した「ジオパワー」という設備システムを導入しています。自然の力を上手に利用し、家全体を、夏は涼しく、冬は温かい状態に保っています。
お互いの生活を尊重しながら、共に暮らすことの楽しさを日々感じられる住宅をめざしました。
建設地 | 小矢部市 |
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構造規模 | 木造2階建て |
主な用途 | 住宅 |
延床面積 | 235㎡ |
写真撮影 | 内山 昭一 |